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鉄骨建方



シンクスタジオオフィス建方の様子。
鉄骨は安東工業所吉川工場からトラック三台に分けて運んできました。
シンクスタジオオフィスの構造は鉄骨造ピンブレース造という構造です。

柱はコラム(四角パイプ)の125角、厚みは12ミリもあります。
全て壁内に納まる木造のようなスレンダーなサイズの柱です。
安東工業所さんの手によりテキパキと精度良く組み上げられて行きます。






シンクスタジオオフィス敷地は大阪市北区にあり、土地の価格が高いので、
18坪の敷地になるべく目一杯に建物を建てています。
よって建物のアウトラインは敷地形状を正確にトレースしており、さらに内部は
スキップフロアの構成になっているので、難易度ウルトラC(古い?)の建物です。




建方時にいつも感心するのですが、トビのみなさんは幅が100ミリもない高さ10Mの梁の上を
スイスイと歩きます・・・。私も高い所は大好きなのですが、こればかりは流石に真似出来ませんね。


これまたかなり専門的な話になるのですが、
通常鉄骨には火災の際に鉄骨が溶けないように耐火被覆というものが必要なのですが、
この建物は1階のV字柱を鉄骨むき出しの表現にするため、1階の柱のどれかが火災の時に
焼け落ちた時にも耐えられるしっかりとした構造にすることで、耐火被覆をなくしています。
(構造計算上はV字柱がなくなっても問題なく建つ構造になっています。ちょっと自慢)

心配していた建方も井上工務店さんと安東工業所さんの高い技術力で1日で無事終了しました。
次は引き続き鉄骨階段の取付けです。

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