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犬島精錬所

杉本です。
先日、瀬戸内観光に行って来ました。
目的は犬島の精錬所と豊島の豊島美術館です。

初日は三分一博志さん設計の犬島精錬所へ。
明治末から大正初期にかけて10年間銅の精錬に使われていた施設のリノベーションです。
説明の難しい施設なので、ベネッセの施設紹介文を引用。

「犬島アートプロジェクト「精錬所」は、犬島に残る銅精錬所の遺構を保存・再生した美術館です。
「在るものを活かし、無いものを創る」というコンセプトのもと作られた「精錬所」は既存の煙突やカラミ煉瓦、太陽や地熱などの自然エネルギーを利用した環境に不可を与えない三分一博志の建築と、日本の近代化に警鐘をならした三島由紀夫をモチーフにした柳幸典の作品、また植物の力を利用した高度な水質浄化システムを導入しています。「遺産、建築、アート、環境」によ る新たな地域創造のモデルとして、循環型社会を意識したプロジェクトといえます。」


設計者が「地球のディテール」と呼ぶ環境調和装置は冬場は
あまり感じることができませんでしたが、カラミレンガなど普通は建築資材として使わないような素材を多種にわたってまとめ上げる力は圧巻です。
「ヒャー」とか「スゲー」とか連発です。
それよりこれにお金をだす福武さんはもっとスゴイ。


建築行脚に同行してもらった(無理矢理つき合わせた?)設計を生業としない友人達も楽しんで頂けたようでしたのでほっとしました。
晩ご飯は今がシーズンのワタリガニと日本酒に舌鼓を打って、レポートは二日目に続きます。

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