杉本です。
長い冬も終わりを告げ、春はもうすぐですね。
春は出会いと別れの季節。
先日、長男の清太朗が小学校を卒業しました。
妹と兄弟二人での最後の登校風景。
子を持つ親なら皆通る道ですが、成長がうれしくもあり、
ちょっぴり悲しくもある、なんとも言えない気持ちになりますね。
4月からは私の母校である中学校に通います。
新しい友達をたくさん作って、そろそろバレンタインデーにチョコくらいもらって来てください笑
君には輝かしい未来が待ってるぞ!
龍川です。
「海老江の家」の現場に行ってきましたのでご報告。
今回「海老江の家」ではクライアントたって希望で室内のインナーテラスに 「水盤」 を設けています。
外にある「水盤」はよく見ると思うのですが、室内の「水盤」はホテルや大きな施設でないとなかなか見れないです。
なので、施工的にもかなり難しいので工事の初期段階からテストサンプルをつくり監督、業者さん達と打ち合わせを繰り返ししています。
防水のやり方や給排水の方法、オーバーフローをどこにつけるか、給水ポンプのサイズ、ポンプの騒音、吐水口の設置高さや水量によっての落水の見え方や水撥ねの量などなど確認しておくことは山積みですが、ひとつづつテストをしながら確認していきます。
次にこちらはダイニングにつけるペンダントライトのテストサンプルです。
照明器具のサイズと想定のコード長さを100均ゴム製ボールとビニールひもで再現しています。
3Dパースで検討しているとはいえ、現場で検討すると思っているより低いなとか、もう少し高さ差を出したほうがいいかも、などいろいろ思うこともあり、いいバランスで決めることができました。
そして最後にこちらはペントハウスに設置する7本のペンダントライトのテストです。
ペントハウス階段に沿って、ランダムな高さで設置するので、こちらも3Dパースで検討した上で、実物サンプルを作って最終の位置とコード長さを決めています。
正直、普通はここまでサンプルを作ってテストしない場合がほとんどです。
ただ、机の上で考えて分からないことや不安に思うことは、やっぱり実際にやってみるのが一番です。
引き続き、クライントのたくさんの夢が詰まった家の完成に向けて、全力でサポートしていければと思います。
杉本です。
3月に入りました。冬もそろそろ終わりですね。
花粉と黄砂が大変な時期ですが、もうすぐ来る春を楽しみに、日々ネットでキャンプ動画をみてイメージトレーニングをしています笑
さて、年末に竣工した宝塚のライトコートハウスが竣工写真が出来てきましたので、ご紹介します。
撮影は今西浩文さん。
今回は動画も撮影するため、二回に分けて撮影の第一回目です。
宝塚のライトコートハウス
コンセプト
敷地は兵庫県宝塚市の閑静な住宅街に位置します。
袋小路の突き当たりに位置する敷地。
7人が住む二世帯住宅の建て替えのプロジェクトです。
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クライアントが望んだことは大きく三つ。
アウトドア好きで、なるべく外部を取り込んだ家にしたい。
親世帯と同居であるが適度な距離が欲しい。
愛車の旧車のJEEPが収納できるビルトインガレージ。
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法令の厳しい敷地に7人が住む家。
敷地境界から1mセットバックしなければいけない法律一杯に建物を建て、
建蔽率の最大限を使いその空地を建物中央にライトコートとして設けることを提案しました。
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ライトコートを中心とした、立体的に外部を深くまで取り込んだ住まいの提案。
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敷地中央に設けたライトコートから、各部屋に光を届ける。
二層の吹き抜けを拡散する光が、時間により刻々と表情を変える。
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二階の子世帯のスペースはテラスと、ライトコートの二層吹き抜けに面する構成。
内部に外部を深くまで入れ込むことで、そこが室内なのか室外なのか不明快で曖昧なスペースが繋がっていきます。
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アウトドア好きな家族が、屋外、半屋外を室内のように住みこなす。そんなことを考えながら設計しました。
今の時代らしい「家の楽しみかた」の一つの形です。
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クライアントはアウトドア好きなご夫婦。
旦那様のお仕事がアパレルのデザイナーということで、私とも価値観が近く、
施主と設計者という関係を超えて、協同で設計しているような新鮮な感覚でした。
長い時間かけて考えた家が出来上がり、そしてクライアントの家になります。
何度経験しても、娘を嫁に出すようなこのなんとも言えないこの気持ちは、気持ちを込めて設計していた証だと思います。
貴重な機会を下さったクライアントファミリーに感謝!
これからもどうぞよろしくお願い致します!