産地訪問

実施設計と工事監理の合間を縫ってエキスパンドメタル工場の
見学に行って来ました。

お世話になったのは国内最大のエキスパンドメタルメーカーの関西鉄工さん。

通常エキスパンドメタル(以下EX.M)は道路のフェンスや工場などの
キャットウォークに利用されている材料です。

ただ見方によっては非常に面白い材料です。
透光性が高く、見る角度によって光の入り方に方向性のあるユニークさを
持っています。
鉄板を切断して伸ばすのでコストも安くあがります。
よく使う材料ですが、製造工程を見学させてもらうのは初めての経験です。
担当して頂いた谷口さんにEX.Mの特性と製造過程での歪みの考え方、
最大製作寸法、切断、曲げに際しての注意点、バリのとり方や
ステンレスEX.Mについてなどカタログには載っていないマニアックな事を
教えて頂きました。


工場内観ごく一部です。



写真でよく見るエキスパンドメタル製造機



出荷前にならぶEX.M(写真はカツラダタイプです。魚の鱗に似ていますね。)

材料の出来る現場を見て、その道のプロに色々尋ねることは大変勉強になります。素材にこだわるシェフが産地に出向くように、設計者は素材を生み出す工場に出向く事が必要です。

いつ来ても工場見学は楽しいですね、子供の頃のようにワクワクします。
小さい頃にいつも遊んだボイラー工場や、祖父の会社の倉庫で重機や大型の機械に囲まれて育った影響かも知れません。
どうやら私の心象風景は工場にあるようです。
ではまた。

SMW工事 その1



地鎮祭から連休までは近隣家屋調査、隣地越境配管の移設工事等
や工事前下準備であっという間に過ぎて行きました。
GW明けよりようやくSMW工事が始まりました。
そういえばまだ概要をお伝えしてませんでしたね・・。

敷地は大阪市北区の淀川沿いに位置します。
建物規模は狭くて値段の高い土地を有効に使うため地下1階地上三階の四階建て。
川沿いの地下工事を伴う難易度の高い工事です。

去年の夏に行ったボーリングによると、地下水位はGL-2M。
地下2Mまでシルト、その下地下9Mまで砂質という地盤状況。

水がでることが容易に予想出来る状況で土留めは
SMW工法(ソイルセメントミキシングウォールの略)を選択しました。

GL-6Mまで、敷地一杯にソイルセメントとH型鋼の連続壁を建て込んで行きます。
土留め工期は2週間ですが想定よりも砂の締めがキツく思うように
作業が進みません・・。


なんとか今週一杯で終わらせたいところですが焦らせてもいけません。
たかだか土留めと思うかも知れませんが、土留めの精度によって防水と
地階の形状が決定する、やり直しの効かない非常に重要な工事です。
担当の樋口さんが丁寧な仕事をしてくれているので安心です。
引き続きよろしくお願い致します。m(_ _)m