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高槻のオフィス -稲妻ささら桁のグレーチング階段-

龍川です。

「高槻のオフィス」の現場に行ってきましたのでご報告致します。

現場がより一層暑くなり、現場の職人さん方には大変な季節になってきましたね。

上棟から約2週間が経ちました。

現場ではデッキプレートにワイヤーメッシュが配置され、コンクリートの打設に備えています。

今回、「高槻のオフィス」では建物の真ん中に「稲妻ささら桁のグレーチング階段」を設けています。

「稲妻ささら桁」とは階段の段板を支える「ささら桁」と呼ばれる側面の部分を階段に合わせてジクザグに切り抜かれた様子がまるで「稲妻」のように見える階段のことです。

「稲妻」にすることで横から見ると軽やか印象になります。

またより軽やかさと上下の抜け感を出すために、段板部分には既製品の「グレーチング」を利用しています。

「グレーチング」とはよく道路の側溝などでみかける、金属製の格子蓋のことです。

また通常の回り階段は1階〜3階までの階段を作る場合は1階〜2階と2階〜3階の2つの階段で作るのが普通だと思うのですが、そうすると踊り場部分がどうしてもスッキリ見せれません。

なので今回はあえて階段を踊り場部分でも分けて計4つの階段に分けています。

各階段毎により綺麗に納まるように、ボルトの留め方ひとつとっても図面のやり取りを繰り返し打ち合わせしております。

 

当然ですが、鉄骨階段は一度施工すると動かせません。

ただ、まだまわりが仕上がっていない状態で階段を設置しなければなりません。

なので壁の仕上がりなどを全て想定して、階段をどの程度仕上がりの壁から離すか。

壁が仕上がった時にボルトは隠れるかなどなどなど、図面上で全てひとつひとつ確認した上で施工して頂きます。

今回、現場で1箇所だけささらプレートの位置を入れ間違えて24mm程ずれた箇所を発見し、少しひやっとしましたがブレートを入れ直すだけで済みそうなので一安心でした。

引き続き、暑い中の作業になりますが気を引き締めて作業お願い致します。

 

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