龍川です。
「海老江の家」の現場に行ってきましたのでご報告。
今回「海老江の家」ではクライアントたって希望で室内のインナーテラスに 「水盤」 を設けています。
外にある「水盤」はよく見ると思うのですが、室内の「水盤」はホテルや大きな施設でないとなかなか見れないです。
なので、施工的にもかなり難しいので工事の初期段階からテストサンプルをつくり監督、業者さん達と打ち合わせを繰り返ししています。
防水のやり方や給排水の方法、オーバーフローをどこにつけるか、給水ポンプのサイズ、ポンプの騒音、吐水口の設置高さや水量によっての落水の見え方や水撥ねの量などなど確認しておくことは山積みですが、ひとつづつテストをしながら確認していきます。
次にこちらはダイニングにつけるペンダントライトのテストサンプルです。
照明器具のサイズと想定のコード長さを100均ゴム製ボールとビニールひもで再現しています。
3Dパースで検討しているとはいえ、現場で検討すると思っているより低いなとか、もう少し高さ差を出したほうがいいかも、などいろいろ思うこともあり、いいバランスで決めることができました。
そして最後にこちらはペントハウスに設置する7本のペンダントライトのテストです。
ペントハウス階段に沿って、ランダムな高さで設置するので、こちらも3Dパースで検討した上で、実物サンプルを作って最終の位置とコード長さを決めています。
正直、普通はここまでサンプルを作ってテストしない場合がほとんどです。
ただ、机の上で考えて分からないことや不安に思うことは、やっぱり実際にやってみるのが一番です。
引き続き、クライントのたくさんの夢が詰まった家の完成に向けて、全力でサポートしていければと思います。