シンクスタジオオフィス工事の鉄骨は吉川の安東工業所さんで製作をお願いしています。
工場にて途中まで製作が進んだ段階で、工場検査を行いました。
建物が敷地形状をそのままなぞっている形状の為、複雑な納まりが多く、
工場の原寸場にて原寸図とシナイ(定規)を使って、チェックして行きます。
今回構造をお願いしたのは、大学時代の恩師でもあるTAPSの田口雅一先生。
工場長と協議しながら納まりについて決定して行きます。
シンクスタジオオフィスは基本的な構造は地下は鉄筋コンクリート造、地上三階は鉄骨ブレース構造。
部屋内に鉄骨柱の柱形を見せないように125ミリ角の四角柱(コラム)で構成しています。
細いですが、厚みは12ミリを使っています。
剛接合部の溶接状態を確認する田口先生。
V字柱を受ける構造上重要な剛接合梁。
2階の連続窓の大開口にかかる圧縮力を受ける、Xブレース。
難しい納まりだらけですが、安東さん素晴らしい仕事をしてくれていました。
建方が楽しみです。