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宝塚のライトコートハウス竣工写真

杉本です。
3月に入りました。冬もそろそろ終わりですね。
花粉と黄砂が大変な時期ですが、もうすぐ来る春を楽しみに、日々ネットでキャンプ動画をみてイメージトレーニングをしています笑

さて、年末に竣工した宝塚のライトコートハウスが竣工写真が出来てきましたので、ご紹介します。

撮影は今西浩文さん。
今回は動画も撮影するため、二回に分けて撮影の第一回目です。

宝塚のライトコートハウス

コンセプト

敷地は兵庫県宝塚市の閑静な住宅街に位置します。
袋小路の突き当たりに位置する敷地。
7人が住む二世帯住宅の建て替えのプロジェクトです。

クライアントが望んだことは大きく三つ。
アウトドア好きで、なるべく外部を取り込んだ家にしたい。
親世帯と同居であるが適度な距離が欲しい。
愛車の旧車のJEEPが収納できるビルトインガレージ。




法令の厳しい敷地に7人が住む家。
敷地境界から1mセットバックしなければいけない法律一杯に建物を建て、
建蔽率の最大限を使いその空地を建物中央にライトコートとして設けることを提案しました。

ライトコートを中心とした、立体的に外部を深くまで取り込んだ住まいの提案。

敷地中央に設けたライトコートから、各部屋に光を届ける。
二層の吹き抜けを拡散する光が、時間により刻々と表情を変える。

二階の子世帯のスペースはテラスと、ライトコートの二層吹き抜けに面する構成。
内部に外部を深くまで入れ込むことで、そこが室内なのか室外なのか不明快で曖昧なスペースが繋がっていきます。

アウトドア好きな家族が、屋外、半屋外を室内のように住みこなす。そんなことを考えながら設計しました。
今の時代らしい「家の楽しみかた」の一つの形です。



クライアントはアウトドア好きなご夫婦。
旦那様のお仕事がアパレルのデザイナーということで、私とも価値観が近く、
施主と設計者という関係を超えて、協同で設計しているような新鮮な感覚でした。

長い時間かけて考えた家が出来上がり、そしてクライアントの家になります。
何度経験しても、娘を嫁に出すようなこのなんとも言えないこの気持ちは、気持ちを込めて設計していた証だと思います。
貴重な機会を下さったクライアントファミリーに感謝!
これからもどうぞよろしくお願い致します!

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